沖縄の海に優しい、陸育ち
白身の王様「美らハタ」

琉球が誇る白身の王様、灸羽太(ヤイトハタ)。古来より、ごちそうには欠かせない希少な魚として大切にされてきました。しかし、近年その数を急減させています。
サンゴ礁を悠々と泳ぐ、貫禄ある姿を未来へとつないでいきたい。琉球大学では、陸上で養殖することにより海に負荷をかけない、安全で美味しい灸羽太「美らハタ」を生み出すことに成功しました。和洋中問わない極上の白身を、ぜひご賞味ください。

琉球のごちそう

沖縄では「アーラミーバイ」と呼ぶ、灸羽太(ヤイトハタ)。特徴は全身に散らばる黒褐色の斑点。お灸の痕に似ているというところから、灸「やいと」ハタと呼ばれるようになったと言われています。そのユニークな斑点を美らハタのブランドロゴにも取り入れています。

琉球大学の技術

美らハタは琉球大学の研究から誕生しました。成長促進のメカニズムを解明し、余計な薬品は一切使わず、飼育環境を変えるだけでヤイトハタの良好な成長を実現しました。安全で美味しい美らハタを生み出す研究を今日も続けています。

環境にやさしい陸上養殖

琉球大学は中城村養殖技術研究センター(NAICe)と連携し環境への負荷が少ない陸上養殖を行っています。排水をなるべく外部に出さず、浄化して循環させるため生態系を壊しません。また、赤潮、台風などの天災にも強く、水が少ない内陸でも養殖ができる技術です。細かく管理ができるため、安定した品質を保つことができます。

次の世代へ

琉球大学と中城村養殖技術研究センター(NAICe)は、2050年の食の未来を考え、高校生をはじめ若い世代を巻き込んだプロジェクトとして美らハタ生産・研究を進めています。次の世代に水産資源を残すため、美らハタをテーマにした研究技術が引き継がれ、深化していくよう、産業を担う人材を育てています。

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