北海道で一番小さい漁村「神恵内村」の冬の生うに

神恵内村(かもえないむら)では、夏の天然ウニの漁期が終わる9月から、漁師さんが前浜で手間暇かけてウニを育てています。
冬の北海道日本海で適度な甘さと明るい色彩を放つウニをつくることができる理由は、エサとなる野菜に秘密があります。冬だけの味覚、神恵内の「冬の生うに」をご堪能ください。

KAMOENAI VILLAGE

北海道 神恵内村

積丹半島に位置する北海道で最も人口の少ない漁村。冬の日本海、厳しい寒さの中でウニを育てています。

冬にウニが食べられるひみつ

北海道のウニの漁期として広く知られているのは6月~8月。積丹半島の神恵内村でもウニは夏を代表する高級食材で、生ウニは絶大な人気を誇ります。
ウニ漁のシーズンが終わり9月を過ぎるとウニは産卵のために身が痩せ細り、商品価値がなくなってしまいます。このウニにエサを与えながら養殖することで、じっくり身を太らせることに成功。味・色ともに夏のウニとは一味違う「冬の生うに」が提供可能となりました。

海を守る神恵内のウニ

全国で進む「磯焼け」の原因となるウニにエサを与え、身入りを良くして出荷すればいいのでは?ウニ漁を営む漁師さんたちによる「神恵内ウニ養殖部会」が立ち上がり、2016年からウニの短期養殖事業がスタートしました。試行錯誤の末にたどり着いた、神恵内村産だから出せる味。雨の日も吹雪の日もウニがお腹を空かせないようにエサを与え、丹精込めて育てた「冬の生うに」をぜひご賞味ください。