浅野 哲也

Tetsuya Asano

浅野 哲也
Tetsuya Asano
HOTEL THE MITSUI KYOTO「都季-TOKI-」料理長

パリと京都。世界を代表する美食の街で活躍

世界遺産・元離宮二条城を臨む絶好のロケーションに、2020年に誕生した「HOTEL THE MITSUI KYOTO」。江戸時代から三井家が暮らしていた由緒正しき場所に立ち、新生ホテルでありながらも、そこかしこに三井家の歴史を感じさせる唯一無二のラグジュアリーホテルです。

このホテル内のシグネチャーレストラン「都季-TOKI-」を取り仕切るのは、パリの名だたるホテルのレストランで腕を振るった経験を持つ浅野哲也料理長です。

デザイナーのココ・シャネル、作家のアーネスト・ヘミングウェイも愛した老舗中の老舗「リッツ・パリ」での経験の後、浅野料理長が新たな挑戦の場として選んだのが、京都でした。

「お客様の目の前で料理を完成させるのは従来の鉄板料理と同じですが、そこに新しいエッセンスを取り入れて、五感で楽しんでいただける“食体験”を提供したい。四季を大切にする日本の文化を、料理を通じてお客様に伝えるこの店こそ、私が活躍できる場所だと考えています」と語ります。

浅野哲也シェフのお料理

CHEF'S VOICE:
フランスでの経験を活かし、社会的活動にも積極的に取り組みたい

フランスでは、五つ星のホテルのシェフたちが、社会的活動に積極的に参加する様子を見てきました。私もフランス人シェフと一緒に、小学校などでの出張授業に出向き、子どもたちに“命の尊さ”、“自然の恵みの大切さ”を、そして、今、世界で起きている食料問題の背景などについても伝える体験をしました。

フランスのように幼い頃から環境問題を認識し、一緒に話し合う大切さを日本でも伝えたい……。「HOTEL THE MITSUI KYOTO」の一員となったのも、当ホテルのサステイナビリティに対する姿勢に共感したためです。

フランスで出会ったシェフたちに自慢できるような、日本発のクラフトフィッシュを育てる活動の一助になれることを願っています。

HOTEL THE MITSUI KYOTO「都季-TOKI-」

PROFILE

Tatsuya Asano
浅野 哲也
Tetsuya Asano
HOTEL THE MITSUI KYOTO「都季-TOKI-」料理長

オランダ、フランスの数々の名店で修業した後、「リッツ・パリ」に勤務。2017年に日本人初となる「リッツ・パリ」のメインダイニング統括副料理長に就任。ミシュランガイドで2つ星を獲得した「エスパドン」をはじめとする、同ホテルのすべてのレストランを総料理長とともに統括した。2019年12月に「HOTEL THE MITSUI KYOTO」の「都季 -TOKI-」料理長に就任。